朝の疲れは「くいしばり」が原因？無意識な体の連鎖を断ち切る方法

こんにちは。保育士セラピストまやです。

リンパケアセラピスト歴19年、これまで数千人のお客様の体のお悩みに寄り添ってまいりました。

「最近、朝起きると肩や首がどんよりと重い…」

「なんとなく胃腸の不快感がある」

「なんだか頭がスッキリしない…」

その朝の不調、実は「くいしばり」のサインかもしれません。

睡眠中や集中している時に無意識に起きるこの現象。「ただの癖」と思われがちですが、背景には 体のバランスの崩れ が隠れているのです。

19年間、お客様の体と向き合い続けてきた中で分かったことがあります。それは、骨格・筋肉・自律神経の「ちょうどいい位置」からズレることが、体のバランスの崩れなのだということです。

バランスが崩れる具体例はこのようなものです。

姿勢の連鎖反応

デスクワークやスマホ操作での前傾姿勢が続くと、首や肩に過度な負担がかかります。すると、体は無意識にバランスを取ろうとして、顎まわりの筋肉にも余計な力を入れてしまうのです。

ストレスによる自律神経の乱れ

日常のストレスで交感神経が優位になると、全身の筋肉がこわばります。特に咬筋や側頭筋といった顎周りの筋肉も緊張状態が続き、知らず知らずのうちにくいしばりが習慣化してしまいます。「ストレスが原因」という歯科医も多くおられますがこういうところからきているんですね。

冷えやむくみからくる血流不良

冷えやむくみは血流を低下させ、筋肉を硬直させます。硬直グセが本来必要のない部分にまで緊張を高める悪循環に陥ってしまうのです。

このように、体の一部の崩れが連鎖反応を起こし、最終的に口周りの筋肉にまで影響を与える。これが、くいしばりの本当の原因なのです。力を抜く練習＝リラックス習慣をもつことは重要な改善ポイントです。

2つ以上当てはまる場合、くいしばり習慣がある可能性が高いと考えられます。

サロンでお客様を拝見していると、くいしばりにお悩みの方は圧倒的に女性が多いのが現状です。これには明確な理由があります。

ホルモンバランスの変動

月経周期や更年期などで女性ホルモンが変動すると、交感神経が優位になりやすく、筋肉の緊張状態が続きやすくなります。

多重ストレスの日常

家事、育児、仕事と多重の役割を担う現代女性は、無意識に緊張状態が続いています。この時、自然と「歯に力が入る」場面が多くなるのです。

細やかさゆえの緊張

女性特有の細やかさや責任感の強さが、知らず知らずのうちに全身の緊張を生み、それがくいしばりとして現れることも少なくありません。

セルフストレッチや生活習慣の見直しはもちろん大切。けれど一度こわばった筋肉を自分でゆるめるのは意外と難しいものです。

月に一度のリラックスルーティンとしておすすめしたいのは、サロンケアを月に一回、定期的に取り入れること。

当サロンではリンパ・筋肉・筋膜をオイルトリートメントで「ゆっくり」ほぐします。副交感神経が働きやすくなり、体が安心モードに切り替わります。

特に筋膜をリリースするアプローチは、食いしばりのような「連鎖的な悪循環」を断ち切り、体がスムーズに動き出すきっかけとなります。

施術を受けたあとの「ふっと力が抜けた感覚」は、まさにバランスが整った証です。

「とくに疲れを感じる部位」も丁寧にケアし、くいしばりの根本原因の改善をめざします。

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食いしばりは、単なる癖ではありません。体のバランスが崩れていることを教えてくれる大切なサインなのです。

19年間、多くの女性のお体を拝見してきた経験から言えることは、くいしばりを放置してしまうと、やがて全身の不調へとつながっていくということです。

まずはセルフチェックで現状を把握し、日常のセルフケアで体のバランスを整えることから始めてみてください。そして、根本的な改善を目指すなら、ぜひプロのケアも取り入れてみてくださいね。

あなたの体が本来持つ自然な美しさとバランスを取り戻すお手伝いができれば幸いです。

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