
こんにちは。保育士セラピストまやです。
ここ最近、「なんかだるい」「頭がぼんやりする」「やる気が出ない」って感じる日、増えてませんか?
実はそれ、“夏バテ”のはじまりかも。
しかも、その原因って食べものや暑さだけじゃないんです。
この一か月、気温や湿度の変化が激しかったですよね。暑かったと思ったら急に冷えたり、雨が続いたり…。そんな気候の中でがんばってる私たちのカラダと心、実はかなり疲れています。
体を見直そうと思ったとき、「体にいいものを食べよう」「ウォーキングでも始めてみようかな」と、食事や運動から始める人は多いです。食事・運動・睡眠は健康的な暮らしに必須の要素。
でも一番軽視されがちなのが「睡眠」ではないでしょうか?
そこで今日は、意外と見落としがちな「睡眠」にフォーカス。
夏バテ予防のためにも、いちばん手軽で効果的な“よく眠ること”をさっそく取り入れてきましょう。

もくじ
- 「ちゃんと寝てるつもり」になってない?
- 睡眠は「あとから取り返せない回復時間」
- 夏バテ知らずの体をつくる、6つの睡眠のコツ
① 10分だけ早く寝てみる
② 床に寝転んで姿勢チェック
③ 睡眠環境をガーゼタオルで改善
④サーキュレーターで足元から空気を流す
⑤枕の高さセルフチェック
⑥リラックス効果抜群の耳マッサージ
「ちゃんと寝てるつもり」になってない?
日中フル回転でがんばって、夜はバタバタっと寝て、朝は子どもの準備にバタバタ…。
そんな毎日を送っていると、自分がどれくらい“ちゃんと寝ているか”、わからなくなってきませんか?
たとえば、こんなことないですか?
- 休日になると寝だめしたくなる
- 朝スッキリ起きられない
- 夕方はもうグッタリ
- 夜中に何度も目が覚める
これ、実はぜんぶ「睡眠が足りてませんよ〜」というサイン。 特に休日に寝だめしちゃう人は、平日がんばりすぎてる証拠です。
30~50代って、仕事も家庭も忙しくて、自分のことは後回しになりがち。
「この疲れは年齢のせいかな」なんて思ってる方も多いけど、実は“睡眠不足”が根っこにあることも多いんです。

睡眠は「あとから取り返せない回復時間」
「ちゃんと寝てるつもり」でも、実は深く眠れていない人、けっこう多いんです。
食事や運動は多少の無理をしてもあとからカバーできますが、睡眠だけは取り返しがつきません!一晩しっかり眠れなかった分の疲労やストレスは、次の日の集中力・判断力・代謝にそのまま響いてきます。
私の実体験でもそのとおりで、子どもの夜泣きがあった次の日は、会話でもブログでもうまく言葉が出てきません。
しかも、寝不足が続くと、脳がフルで働けず、仕事のパフォーマンスが下がるだけでなく、代謝も落ちて太りやすくなるんです。
逆にいえば、良い睡眠は、体の修復力を最大限に引き出す「最高の自己投資」。肌の調子も気分も整いやすくなります。
「ただ寝る」じゃなくて、「ちゃんと休める睡眠」ができているか?
一度、自分の睡眠を見直してみるタイミングかもしれません。

夏バテ知らずの体をつくる、6つの睡眠のコツ
ここからは、私が実際に試して「これ、ラクになったな」と感じたことや、サロンのお客さまにおすすめしている“ゆるくて続けやすい睡眠習慣”を6つご紹介します。
① 10分だけ早く寝てみる
「10分くらいじゃ変わらないでしょ?」って思うかもしれませんが… この“10分の積み重ね”が寝る時間を増やすためにはほんとにあなどれません。
今月10分早く寝る。来月さらに10分早く寝る。
そうすれば半年後には一時間早くねることになります。一年後には2時間早く寝られることに。つまり睡眠時間が増えることになります。
一か月かけて10分早寝を自分のルーティンにする。このくらいのゆとりが大事です。
できる日できない日があるのは当然なので、できない日も最初から加味して習慣づけに向けておきます。
特に、日中ずっと気を張ってる人は、交感神経(=アクティブモード)が優位になりっぱなし。 そんな人ほど、夜は早めに「おやすみモード」に切り替えてあげるのが大事になってきます。
② 床に寝転んで姿勢チェック
これ、私がよくやる方法なんですが
「床にそのまま仰向けで寝転んでみる」と、いろんなことがわかるんです。
・どこに圧がかかってる?
・腰が浮いてない?
・肩がつっぱってない?
普段気づかない“体のこわばり”が見えてきます。
いまいちピンとこない時におすすめなのが、リンパケアやセルフマッサージ。 やさしく触れることで、自分の体の感度が上がります。(五感のうちの触覚ですね!)
体の緊張がゆるんで、自分の状態に気づきやすくなります。「ちゃんと感じること」って、自律神経にもすごく良い影響。
寝る前の5分、まずはごろ〜んと寝転んでみてくださいね。
こわばった部分が見つかったら、そこの緊張を解いてあげたり負担を減らす寝方に変えていきます。
③ 睡眠環境をガーゼタオルで改善
寝る環境って、地味に大事です。
とはいえ、いきなり高級寝具をそろえるのはハードル高い…!
それならまずは身近なアイテムを用いましょう。
背中に通気性のよい赤ちゃん用のガーゼタオルをセットするのは有効な方法です。背中は面積が広く、熱がこもりやすいため、ガーゼなど吸湿性・通気性に優れた素材で汗と熱を逃がす工夫は、睡眠の質の向上にとても効果的。汗を吸い取ったり、肌トラブルを予防したり。
大人の背中に当てても自然、赤ちゃんの肌に直接当てても安心な綿100%素材がおすすめです。
私も子どもが赤ちゃんだったころのガーゼタオルを上半身に敷いて寝ていますが、背中に使うなら大判(100cm前後)が最適です。
たとえばこちら
季節や使い方に合わせて「厚手+大判」「薄手+携帯」というように複数枚用意すると、より快適に使い分けられますよ^^
2~4重は速乾・薄手で夏向き、6重は保温・吸水重視で秋~冬向きによいです。

④サーキュレーターで足元から空気を流す
扇風機やサーキュレーターの風が背中に直接当てると寒すぎます。部屋の下から空気を回すように風を送ると、熱気がこもりにくいです
そして、寝室の環境も見直してみて。
エアコンの風が直接あたってないですか?
カーテンの厚さはどのくらいですか?日の出より遅く起きたいなら遮光カーテンがおすすめです。
⑤枕の高さセルフチェック
ちょっと変えるだけでグッと眠りやすくなるのが「枕の高さ」。自分で簡単にチェックするセルフチェック法をお伝えします。
枕の高さセルフチェック
① 【仰向け】体の“ライン”をチェック
枕を使って仰向けに寝てみます。首から背中にかけて、自然なS字カーブが保たれているかを確認してください。
首が浮いていたり、あごが胸に近づいている場合は高すぎ。 頭がのけ反るようになっているなら低すぎです。
理想は「あごが少し引けて、まっすぐ立っているときの姿勢がそのまま横になった感じ」です。
➁【横向き】体の“ライン”をチェック
横向きになったときに、背骨がまっすぐになっているかを確認します。セルフタイマーで写真を撮ったり、家族に見てもらうと分かりやすいですね。
肩がつぶれて苦しくないか、首が傾いていないかチェックしてみてください。
③呼吸のしやすさでチェック
枕を使って寝た状態で、深呼吸をしてみて。息がスーッと自然に入ってくるならOK
首元がつまる感じがあったり呼吸が浅くなるなら、枕が高すぎ・低すぎるかもしれません。
④ 起きたときの感覚は?
- 首こり・肩こりがある
- 寝てもスッキリしない
- 朝起きると枕がどこかに行ってる(=無意識に合わないと感じている)
これらは、枕の高さや硬さが合っていないサインの可能性があります。

簡単な調整方法としては、今の枕の下にバスタオルを入れて高さを調節します。または折ったバスタオルだけで寝てみるのも◎。 自分にとって理想の高さをつかみやすくなります。
⑥リラックス効果抜群の耳マッサージ
耳をほぐすと、びっくりするほど眠くなります。これはもう、私の推しセルフケアです。
耳って、自律神経のツボがめちゃくちゃ集まってる場所。 だから、やさしくマッサージしてあげると、副交感神経が刺激されて“休息モード”に入りやすくなるんです。
スマホを見ながら、寝る前にちょこっとでもOK。
ほわ〜っと頭がゆるんで、「あ、寝ようかな」って気分になります。
やり方は、私の動画で紹介してるのでよかったら見てみてくださいね。
おわりに
「やることがいっぱい」「時間がない」
そうやって、自分のことを後回しにしてしまう毎日。
でもね、よく眠れてる日って、自然と優しくなれたり、がんばりすぎなくて済んだりしませんか?「よく寝た私」がいちばん心地いいですよね。
睡眠って、心のバランスを整えるための“土台”みたいなもの。
だからまずは、自分をいたわるように、1日の終わりに「おつかれさま」と言ってあげてください。
この夏は、ちょっとだけ早く寝て、
体も心も“回復できる睡眠”を
味方にしていきましょうね。
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