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心の土台を育む『小学校へ入学するまでに完了しておきたい自律』10選

 

こんにちは。保育士セラピストmayaです。

 

子どもの心の成長の土台となる一つに「自律」があります。自分を律することができるようになるとどうなれるのでしょうか?

 

今日はそのことを【小学校へ入学するまでに完了しておきたい自律10選】としてお伝えします。

  

 

 

本記事の内容

 

【小学校へ入学するまでに完了しておきたい自律10選】のポイントと解説

 

 

本記事の内容は音声メディアでも聞くことができます。コチラからどうぞ

 

 

 

 

 

知っているから待てる。

知っているから許せる。

知っているからできる。

 

正しい知識を持って、ゆとりある心で接してあげるきっかけになるような知識を、発達心理学・保育・体づくりの観点からお伝えしています。

  

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自律に関して、今のお子様はどんな状況でしょうか?さっそく10個を紹介します。

 

子どもの年齢が小さい場合は、自分のことを振り返ったり、パートナーのことを思い浮かべてみてください。

 

またお子様が複数おられる場合は、誰か一人のことを思い浮かべてみるといいですね。

 

では、いってみましょう!

 

 

 

 

【小学校へ入学するまでに完了しておきたい自律10選】
  • 決まった時間に就寝・起床ができる
  • 嫌いな食べ物でもチャレンジしようとする
  • 自分の始末ができる(たたむ・しまう・出す)
  • 物を大切に扱う
  • ありがとう・ごめんなさい が自分の意思で言える

  • 自分の欲求を言葉で相手に伝えることができる
  • 小さな子に対してお手伝いをしようとする
  • 友達を自分から誘い、仲間に入れようとする
  • 最後までやると決めたことは、やり遂げようとする
  • 挨拶を丁寧にする

 

 

 

いかがですか?もしかしたら大人の自分もできていない項目もあるかもしれませんね。

 

前半5個は0~2歳くらいまでの自律に関する項目で、衣食住や生活習慣に関わるものが中心です。

 

後半5個は3~6歳くらいまでの自律に関する項目で、心持や意欲に関わるものが中心です。

 

一つずつ解説します。

 

 

 

 

 

 

①決まった時間に就寝・起床ができる

 

決まった時間に就寝・起床ができていないことで、疲れたり体調不良になって、ここで紹介している自律の、他の項目が出来なくなることもあります。

 

「心身共に安定した状態でも苦手」なのか、そこが整えばできるのか、は定期的に見ておくとよいですね。

 

大人でも例えば、寝不足が続いて疲れていると、あいさつさえいい加減になったり、やろうと決めたことも挫折しやすくなったりします。

 

②嫌いな食べ物でもチャレンジしようとする

 

食べ物の好き嫌いは、成長するにつれ人間関係にも影響します。

 

どういうことかというと、「コレ好き。アレは嫌い」で物事を測る癖がつくと、人に対しても「あの人好き。この人は嫌い」と考えやすくなり、友達関係がややこしくなったり人が離れていったりすることへつながります。

 

嫌いなものを少しでも口に入れて、一口でも食べようとチャレンジする姿勢は、人間関係でいうと「ちょっと苦手だけど、こういう部分ではお付き合いしなくちゃな」「当たり障りなく挨拶くらいはしておこうか」というような、社会全体の中で自分なりに距離をおくバランス感覚へとつながります。

 

「嫌い」ではなく「ちょっと苦手」と言えるといいかな!

 

 

 

 

 

③自分の始末ができる(たたむ・しまう・出す)

 

衣服の着脱は、発達段階でも大事な要素。自分のことを自分でするのは気持ちの良いことなんだと思えるとよいですね。

 

よちよち歩きができるようになったら自分のオムツを取りにいったり、脱いだ服をかごに入れたりできるようになってきます。

 

2歳くらいになってきたらタオル等簡単なものをたたむこともできるように。

ぜひ楽しみながら、気持ちの良い生活を作っていきたいですね。

 

 

④物を大切に扱う

 

クレヨンを使い切る、食事を残さない、壊れるような乱暴な扱い方をしないなど、身の回りの物を大切に思い、扱う心はやがて、人や生き物を大切に扱う心へとつながります。

 

小さな子どもたちは、投げる・叩くことが大好きな時期がありますが、その欲求は「遊び」の中で満たしてあげましょう。

 

 

 

 

 

⑤ありがとう・ごめんなさい が自分の意思で言える

 

「ありがとう」は比較的言いやすいですね。「ごめんなさい」は親が強制しているケースが多いです。

 

親の気休めのための「ごめんね、仲直り、あくしゅ」ではない、自分の意志でのごめんなさいを「言えるかな」と待ってあげる事、そして「自分で言えたね」と認めてあげる事が大切です。

 

⑥自分の欲求を言葉で相手に伝えることができる

 

自分で言わない、そのくせ「相手にわかってほしい」「わかってくれない」そして自分が苦しくなる。これは人間関係でつまづきやすいポイントでもあります。

 

衣服の着脱がうまく出来ない時や、大人に食べさせてほしがる時(ちょっとしたわがままを聞いてあげる時)に「手伝って」「ママ、やって」などの言葉を大人が誘導してあげるのもいいですね。

 

その際は、「聞こえないよ、もう一度」など何度も子どもに言わせると、子どもも嫌になり逆効果です。

 

 

⑦小さな子に対してお手伝いをしようとする

 

自分より小さな子に優しい気持ちを持つことは、きっかけがあるから育っていきます。きっかけは躾(しつけ)でもあります。

 

例えば自分より小さな子がおもちゃを欲しそうにしている場面にて。

 

「おもちゃで遊びたいのかもしれないね」と観察ポイントを示しながら、小さな子に「こんなおもちゃもあるよって持っていってあげたら?」と提案してみる。こんなとき意外と素直に行動できるのが子どもですよね。

 

子ども同士で分かち合えたという経験ができたら、「小さい子、喜んでたね」と優しく振り返ることができます。そんなきっかけで、優しい気持ちを持つことは育っていきます。

 

 

 

 

 

⑧友達を自分から誘い、仲間に入れようとする

 

自分もやってほしいことを、人に対してもやろうねとしつけていくことが大事です。

 

大人でもママ同士の不慣れな場面などで、先にいた人から「こちら空いていますよ、来られますか?私も今来たばかりなんですけどね(笑)」と気さくに声をかけてもらったらホッとしますよね。

 

同様のことで救われる人たちが、子どもの世界にもたくさんいます。

 

 

⑨最後までやると決めたことは、やり遂げようとする

 

自分で決めたことを最後までできないと、力も伸びにくいしチャンスも少なくなります。子どものことを考える前に、私たち大人ができているか考えてみましょう。

 

「ママ今日はここだけはお掃除頑張るから!」と、発信→実行する姿を日常生活の中でもたくさん見せてあげたいですね。

 

子どもは親の背中を見て育ちます。そう、いつも見られていますよ(笑)

 

 

⑩挨拶を丁寧にする

 

この項目も日頃の親の振る舞いで左右されます。

 

気持ちの良い挨拶ができることは、人間関係を潤滑にします。潤滑とは潤っていて、なめらかな様子。

 

目に見えない潤いは魅力的ですし、なめらかでトゲトゲしていない様子は相手を安心させます。

 

他の動物にはない、人間だけができるコミュニケーションの力が「挨拶」には詰まっています。挨拶がきちんとできるかどうかで人生の質は変わるくらい大事ですね。

 

 

 

 

さいごに

 

【小学校へ入学するまでに完了しておきたい自律10選】を紹介しました。 

 

いくつ出来たかにとらわれる必要はありません。それよりも「こんなことに影響していく大切なこと」ということを知っておきましょう。

 

こちらでご紹介した10個を幼児期に完了して小学校就学すると、子ども達の人間関係や成長度合いに大きく役立ってきます。ひとつの目安にしてくださいね。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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