お年頃のお子様にも知ってほしい!正しいムダ毛の剃り方

 

さて今日は「体毛」のお話です。体毛、ムダ毛、脱毛など、毛に関する悩みは、時に深刻です。成長期のお子さんが悩んでいることも少なくありません。

 

毛は本来、私たちの体を守るものなので、いいも悪いもないというのが私の本音です。ですが、現代ではみんな服を着ているし、空調管理も整っている。そんな環境の中で「毛」は、守るという本来の仕事は出番が少なくなっているのも事実。

 

失礼なことに「ムダ毛」などと言われてしまう・・・のも、仕方ないのかも。というわけで今日は、ムダ毛をマジメに考えます。

 

 

 

【本記事の内容】

  • みんなのお手入れ方法は?
  • やってはいけない処理方法とは?
  • 子どもがムダ毛を気にしたら

 

 

知っているから待てる。

知っているから許せる。

知っているからできる。

 

正しい知識を持って、ゆとりある心で接してあげるきっかけになるような知識を、保育・体づくりの観点からお伝えしています。

 

保育士セラピストmaya自己紹介ページはこちら

 

 

 

 

みんなのお手入れ方法は?

 

みんなどうしてるんだろう・・・?と気になって、ネットで調べてみました。20~39歳の女性500人に聞いた結果です。

 

ムダ毛のお手入れ方法は?

 

 

 

 

自分でやってる人が多いようです。両方というのは、自己処理&脱毛サロン(またはクリニック)ってことなんですが、ワキは脱毛サロンで、足は自分で、みたいにパーツで分けてる感じかな。

 

 

どうやってお手入れしてる?

 

 

 

 

カミソリがNo.1なんですね。いろんなやり方がありますが、肌荒れや毛が濃くなるのは避けたいもの。最近は小学生・中学生でも気にしてる子は気にしてます。

 

 

 

 

 

 

やってはいけない処理方法とは

 

剃り方によっては肌を傷つけてしまいます。剃った毛の断面が太くなるだけ説もありますが、実際は生体防御として毛が濃くなることもあります。

 

私たちや子ども達は、肌を傷つけたり毛を濃くしてしまう【NGな剃り方】やっちゃってませんか?ぜひチェックしてみてください。

 

 

NGの剃り方はこちら

 

【NG】から剃り

から剃りとは剃る部位に何も塗らず、そのままカミソリを当てて剃ってしまう事を指します。この方法はとっても肌の負担が大きく、肌を傷つける剃り方の代表です。絶対にやめましょう。

 

【NG】逆剃り

毛の流れとは反対の方向に剃る事。実はこれは絶対にダメという訳ではなくて、長い毛を剃る時はいきなりしてはいけない剃り方です。

 

【NG】深剃りしようと押し付けて剃る

深剃りしようと肌にカミソリを押し付けて剃るとお肌に沢山の傷がつきます。傷は毛を濃くする原因となります。深剃りしたい時も正しい方法があるので、後ほどご紹介しますね。

  

 

 

 

【NG】何度も同じ所を剃る

こちらもお肌を傷つけてしまう代表です。剃り残しを無くそうとするあまり、同じ場所を何往復も剃る方がいますが、重ねれば重ねる程お肌が傷ついてしまいます。そして濃い毛になっちゃいます。

 

【NG】1ヶ月以上、同じカミソリを使っている

カミソリは消耗用品!使うほどに刃の切れ味が悪くなり、無理やり力を入れて剃る事になります。そうするとお肌が傷つきやすくなりますので、カミソリは1ヶ月に1度は替えるようにしましょう。替刃タイプのカミソリがオススメです。

 

【NG】カミソリの保管場所がお風呂場

水分が付いたままカミソリを保管すると刃が傷みやすくなります。雑菌も繁殖しやすく、肌荒れの原因になります。使用した後は必ず流水で流した後、乾燥させてから保管して下さい。

 

【NG】毎日剃る

毎日剃毛すると、お肌の負担が大きくなってしまいます。剃るのは多くても2~3日に一回ぐらいにしましょう。

 

 

 

次に【正しいカミソリ処理の仕方】をお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。

 

 

ムダ毛の正しい剃り方

 

①お風呂に入り、肌を柔らかくする

シャワーでも良いですが、湯船の方がお勧めです。皮膚が温まる事により、後ほど行う肌を伸ばす作業が行い易くなります。

また毛は水分を含むと柔らかくなり、剃りやすくなります。余分な力を必要としないので、肌を傷つけにくくなります。

 

②シェービングローションまたはボディークリームを塗る

お風呂場の中でも良いですが、衛生面を考えるとお風呂から上がってからの方が良いかもしれません。

肌の水分を拭いてから、シェービングローションまたはボディークリームを塗ります。剃る  前には必ず潤滑油になるモノを塗ってから剃り始めましょう。

 

③毛の流れにそって剃る

 

 

特に長い毛の場合は、「事前処理」を行いましょう。長い毛をいきなり逆剃りすると毛が引っ張られ、肌を傷つける原因となります。

 

最初は毛の向きと同じ方向に剃っていきます。剃る時に、肌を剃る方向と同じ向きに引っ張るのがポイントです。とても毛が長い時は、ハサミでカットしてから剃ると剃りやすいです。

 

 

④逆剃り(深剃り)する

 

 

今度は毛の流れとは反対方向に剃ります。この場合も、剃る方向に肌を引っ張り剃っていきます。

 

引っ張ることにより皮膚を緊張させますが、そうすると毛穴まわりの皮膚を平らにすることができます。そうすることで毛の切りはしが目立たず、処理した後の肌がスベスベになります。(普段は左のようにまわりの皮膚は盛り上がっています)

 

顔なら皮膚を引っ張る代わりに頬をふくらませても同じ効果が得られます。

 

 

⑤温かいタオルでクリームごと拭く

クリームを剃った毛ごとゴッソリ拭き取ります。まずは温かいタオルでふき取りましょう。面倒な方はお湯で流しても良いです。

 

 

 

⑥剃り残しを剃る

剃り残しが合った場合は、クリームを再度つけて、フェイスシェーバー(電動シェーバー)で剃りましょう。カミソリは負担が大きいので、二度剃りはしてはいけません。剃り残しを剃ったら、温かいタオル(もしくはお湯)でふき取ります。

 

 

⑦冷たいタオルで肌を引き締める

冷たいタオルを肌に置くように使用します。冷たいタオルを使用する事によって、鎮静作用と引き締め作用があります。面倒な方は冷たい水で流しても良いです。

 

 

⑧保湿をする

最後に肌の保湿をしましょう。お肌が乾燥していると次回の剃毛の時に、肌が傷つく可能性が大きくなります。保湿はしっかりと行いましょう。

 

 

 

 

 

子どもがムダ毛を気にしたら

 

冒頭にも書きましたが、毛は生えるのが当たり前です。「あるのが悪い」という思いが大きくなりすぎると、見えないところでつらい思いをすることにもつながりかねません。

 

段々と難しい年齢になってくるとき、親がどんな判断をしてあげればいいかと迷うこともありますよね。体的にはどうなのでしょうか?

 

結論としては体毛がなくなっても、衣服や空調のおかげで現代の生活においては身体的なダメージは特にありません。体毛はなぜ生えるのかというと、ホルモンの働きが大きく関わっています。

 

 

 

男性ホルモン(テストステロン)が増えると・・・体毛が育ちやすい

 

女性ホルモン(エストロゲン)が減ると・・・体毛が育ちやすい

 

男性ホルモンと女性ホルモンは、例えば「皮膚を守ろう!」という事態になったとき、互いにそれぞれを打ち消し合うように働きます。女性ホルモンが活躍するなら男性ホルモンは働きを抑え、反対に男性ホルモンが活躍する時は女性ホルモンが働きを押さえます。そうやってバランスを取り合う組み合わせなんですね。

 

男性ホルモンが皮膚に与える特徴としては、角質を厚くし、毛包や脂腺を活発にさせます。思春期以降の男性の皮膚は、硬く、皮溝や毛穴が目立ってきます。肌が脂性に傾くのでニキビができやすくなります。

 

女性ホルモンは、皮膚を柔らかく、キメの細かい状態にさせます。皮膚が薄く、角質の厚みが少ないです。

 

私たちの体には約100種類以上のホルモンが存在しています。思春期の子ども達のホルモンは、上に挙げた以外にもたくさんのホルモンの変化が大きい時。一時的に男性ホルモンが増えたり、女性ホルモンがアンバランスになったり、いろんなことが体内でも起こっています。

 

そしてそれらは当然、個人差が大きいことを忘れてはいけません。

 

 

本人が気にしたら

 

未成年の子どもを育てる私たち親世代(20~40代)は、脱毛経験者も多いので、親心から先走って案じてしまう事にも、注意が必要です。

 

実際にはまわりの人には気にならないことも多いのですが、親が気にすれば子どもは気になってしまいます。心で思っても口にはしない姿勢も大切。本人が気になった時に初めて一緒に考えてあげるとよいのではないでしょうか。

 

処理を始める場合は子どもの皮膚は薄いので、特に今日挙げた「剃る際のポイント」をしっかり押さえて、ケアしてくださいね。

 

>>おうちで脱毛する方法はこちら

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。