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きょうだい育児でカオス状態!上の子を大事にできないときの対策方法

 

兄弟姉妹を育てるママが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?『上の子を大事にしてあげましょう』という言葉。

 

私もそれに異論はありません。上の子にしてみれば、これまでママの視線を100%もらってたのがいきなり50%にダウンしちゃうんですから。

 

大人に置き換えると、毎月安定してた収入が今日からいきなり50%にダウン・・・とかですかね。そりゃ不安で不安で夜もおちおち眠れません。不安な気持ちをなんとかしてあげたいですよね。

 

下の子のお世話で時間がとられ、上の子と関われないとき。どうすればよいでしょうか?

 

 

この記事の内容

  • 3人育児中の昨日の我が家レポート
  •  カオスになったら視点を変えてみる
  • きょうだい愛が生まれる接し方

 

子どもが見せる寂しそうな顔、不満そうな顔。毎日一緒にいるからこそ気づくことです。

 

そんな顔をされると責められている気がしたり、親なのにあれもこれもできてなくて・・・と自信を無くしそうになります。

 

でも、その変化に気づくことこそ、ちゃんと子どもを見れている証拠。とってもいい育児をされていると思いますよ!

 

 

3人育児中の昨日の我が家

 

実際に子育てをしていると、状況は刻一刻と変わるもの。昨日我が家で起こったのは、上の子を大事にできない結果・・・起こったのは、カオス!でした。

 

 

カオスとは?

 

元々はギリシャ語で「無秩序な状態」を意味します。

 

  • 状況がメチャクチャで収拾つかない
  • 大混乱で何が起こっているのか理解できない
  • 支離滅裂で混迷状態
  • 乱雑でしっちゃかめっちゃか
  • ごちゃ混ぜで意味不明 

こうした状況のことを「カオス」と呼び、最近ネットやSNSで多く使われる言葉です。

 

 

昨日の夜。寝る前の時間。ちょっと用事をしていたらいつも寝る時間を過ぎてしまいました。

 

上の子はいつものように絵本を読んでもらうのを楽しみに待っている。と、下の子がもう眠くてぐずり始めちゃった。あぐらで座って、下の子を抱っこ&トントンしながら絵本を読み始めたのですが・・・下の子寝ない( ゚Д゚)

 

「立ってゆらゆら抱っこ」を求めている様子!しかしそれをすると絵本が読めない!

 

あたふたしてると待てなくなった上の子の、こらえていた涙が流れ出す・・・一個しかない自分の体を恨みながら、上の子の満たされない気持ちが不憫で、でもどうすることもできなくて・・・

 

上の子「早く絵本を読んでほしい!」

下の子「眠くてたまらない!」

私「抱っこと、絵本読むのと、休みたいのと、全部したいのに体が一個しかないゼェェェー!」

 

荒れた感情が入り乱れる寝室・・・これはカオスだ。

 

 

 

きょうだい育児あるあるですよね。上の子の、抑えられなくなった気持ちもよくわかるから、ママとしてはつらいシチュエーションです。

 

 

カオスになったら視点を変えてみよう

 

こんな時はどうすればよいのでしょう?それは、できることを焦らず落ち着いてやるということ。具体的には「カオスを監視カメラから見る視点」にママがなります。

 

 

いつだって子どもはたくましく成長している

 

子どもはまわりの人間との関係から実にたくさんのことを吸収して、学んでいます。

 

親と子どもは上下関係を含むタテの関係。友だちは対等であることからヨコの関係と言われています。兄弟姉妹は「ナナメ」の関係になります。

 

兄弟姉妹のナナメの関係は、やがて友だちというヨコの人間関係への橋渡しの役割を果たします。

 

 

 

ナナメの関係から理不尽、社会性、協調性など学ぶことは多くあります。

 

兄弟姉妹の間で感情が時に荒れることもありますが、そんな中でも長期的に見れば「思い通りにならないこともある」「絵本を読んでもらうためにどうすればよいか?」などと考えられるようになれるということです。

 

一見すると悪い状況の中でも、子どもは学び、成長していくんですね。そのことを理解しているだけでも、「監視カメラから見る」視点でゴールに少しずつ進んでいる実感が得られるのではないでしょうか。

 

>>関連記事【育児は育自ってホント?! 人生に必要な7つの力を育てる方法】を読む

 

 

きょうだい愛が生まれる接し方

  

日頃から兄弟姉妹のいる家庭で親が心がけなければいけないことがあります。それはきょうだい全員に公平に接すること。親子関係が安定していきます。

 

そうすれば兄弟姉妹の間でも愛着が生まれ、信頼関係を結ぶことができます。「きょうだい仲良く」は親の公平な目があってこそ、育まれるもの。

 

もし親が誰か一人に対して偏った愛情をかけていると、他のきょうだいの嫉妬の対象となって、親のいないところでいじめられたり「どうせ自分はこんな風だし」と自信を持てなくなったりすることも出てきます。

 

また親がそんなつもりはなくても、子どもから見れば「あの子ばかりかわいがる」と見えてしまっていることもあります。

 

 

 

 

 

上の子に出来るフォローの提案

 

平和な時は気づけるのですが、カオスな時は難しいですよね。カオス状況になったときにどんなフォローができるでしょうか?上の子にできることを挙げてみますね。

 

 

  • 片手が空いていればスキンシップを図る(背中をさする、手をつなぐなど)
  • アイコンタクトをとる
  • 変顔で笑わせる
  • 上の子の話を聞く

 

 

ママの心もカオスになったときは、後からフォローでもいいと思います。

 

 

 

  • さっきは待たせてごめんねと謝る
  • 待っててくれてありがとうと伝える
  • 2人だけの時間をとる(一緒に飲み物を飲む、散歩、遊ぶなど)
  • 上の子の話をじっくり聞く

 

 

 

 

軸が大事!注意するポイント

 

ただ、「公平に」「あとからフォロー」といっても、次のようなポイントは押さえておきましょう。

 

①公平の考え方

きょうだいに全く同じことをしなければならないわけではありません。食べるものや着るもの、お小遣いの金額、おもちゃなど全て同じというのは一見公平に見えて、不公平です。上の子どもと下の子どもでは年齢が違います。親が期待していることも違うはずですよね。それを踏まえて年齢に応じた対応をしましょう。

 

 

 

②フォローを食べ物でしない

我慢できたからご褒美を、とおやつ等をあげてしまうことは「ご褒美で釣ってその子を動かす」ことにつながります。ケンカのたびにおやつを用意するのは今後を考えると、現実的な解決方法ではありません。せっかくの社会性を学ぶチャンスを、おかしな方向へ伸ばすことのないように注意したいものです。

 

 

 

 

子どもとの暮らしにゆとりをつくる一助になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます^^