
【目次】
- 体は食べるもので確実に変わります
- 酵素ファスティング全体の流れをつかもう
- ファスティングの準備食とは?
- ファスティングの回復食とは?
- NG食材
- 好転反応について
- ファスティング後の過ごし方
- Q&A
1, 体は食べるもので確実に変わります
ファスティングはダイエットのためにやるのではありません。確かに一つのメリットなんですが、それだけではもったいないのです。なぜやるのか?というと『細胞のデトックス』のため。
私たちの体をつくる37兆個もの細胞は、生きているだけで汚れます。有害物質が溜まるからです。それは細胞が便秘状態になります(細胞の便秘についてはこちらのブログで)
ギトギトした細胞で痩せますか?血をイキイキと巡らせることができますか?寒くて岩だらけの道が歩きにくいのと同じように、体の中も各器官が動きにくくなります。

酵素ファスティングのページには10のメリットが書かれていますが、その理由は「酵素の活性化&腸がキレイになる」ということ。だから痩せたり、キレイな肌になったり、代謝を高めたり、免疫を高めたり、できるんですね。
消化酵素を休ませ、代謝酵素を働く時間を長くする。体の内側を整えます。
2, 酵素ファスティング全体の流れをつかもう
酵素ファスティングは3段階に分けて行います。
①準備期間
②断食機関(酵素を摂る)
③復食期間
自分の予定と照らし合わせながら、「休みの日だけ」「今月はこの一週間」など無理なく行うことができる期間を選びます。大きなイベントや忙しい時期は避けた方がいいですね。
頻度や慣れに応じて3段階【半日・1日・3日】から選びます。


半日(朝だけ)ファスティングは、準備食などはいらないので、今日からすぐ始めることができます。
体質改善やダイエットが目的の場合は、継続することが大事になってきます。
一日ファスティングは、丸一日食事をしない、プチ断食です。


1日ファスティングの場合、トータルで必要な日数は約3日。
半日ファスティングや1日ファスティングで体を慣らしたら、いよいよ本格的な3日間ファスティングにチャレンジしてみましょう!


3, ファスティングの準備食とは?
ファスティングの前日は、できるだけ消化がよく、体にやさしい食事をいただきましょう。
消化がよいとは、消化が早いこと、タンパク質やビタミンの栄養素を含むこと、食物繊維や脂肪が少ないことなどを指します。栄養があり、消化の良い食材を選ぶと、消化酵素の消耗を防ぎ、代謝酵素の活性にもつながります。


理想的な準備食【まごわやさしいこ】をご紹介します。これをベースに、一汁三菜の食事が理想です。メリットとして、ごはんに合う、毎日食べても飽きない、献立を組み合わせやすい などのいい点があります。


4, ファスティングの回復食とは?
せっかくの断食期間の効果を高めるために、その後(復食期といいます)何を食べるのかについて、正しい知識をつけておくことは、成功の秘訣となります。「ファスティングが終わったー!」と好きなものに走るのは、効果が半減してしまいます。
復食期間のポイントは、徐々にゆっくりと、普段の食事に戻していくこと。そうすることで、リバウンドの少ない体づくりが叶い、ファスティングの効果を高めることができます。具体的には、液体から徐々に少しずつ固形物にシフトさせていきます。

●一日目
ファスティング後の復食一日目は、重湯(おかゆのうわずみ)、だし汁などのスープ状のものからスタートするのがべスト。固形物は摂らないようにします。さらに栄養価が高いのは、具なしのみそ汁や、だし汁に梅干を加えて飲むのもファスティング効果を高めます。
●二日目
復食二日目は、一日目の食材にプラスして、豆腐などの植物性タンパク質を食べましょう。アボカドや芋類なども献立に加えていきながら、食べる量を少しずつ増やしていくことが大切です。消化に良いものを選びます。
●三日目以降
復食三日目からはふだんの食事の50%くらいの量を目安に、徐々に通常の食事に戻していきます。ここで参考にしたいのが、まごわやさしいこ食と、腸内環境を善玉菌優勢にするための発酵食品です。なっとう、みそしる、ぬか漬けなどですね。少しずつ普段の食事に慣れさせていきましょう。よく噛むことも忘れないようにしましょう。
5, NG食材

6, 好転反応について
事前にしっておいたほうが安心なこととして「好転反応」をお話しします。
好転反応とは、新しい刺激に体が反応して起こることをいい、別名「調整反応」とも呼ばれています。流れとしては次のようなことが体の中で起こります。
①まず、体にたまった老廃物や毒素、化学物質、過剰なコレステロールや中性脂肪などが体からはがれます
↓ ↓
②はがれた老廃物・毒素などが血液中をめぐり、細胞や各臓器に行きわたる
↓ ↓ ↓ ↓
③老廃物・毒素などが排出されて血液が入れ替わる。その入れ替わりと共に体が反応する
反応の仕方はかなり個人差がありますが、例えば皮膚のかゆみ、湿疹、疲労感、下痢、頭痛などが挙げられます。老廃物・毒素がよく溜まっていると、好転反応は現れやすくなります。
それを抑えられる方法として、準備期間や復食期間を設け、体に少しずつ変化を起こします。
ですが好転反応で起きる症状は人それぞれで、中にはまったく起きない方もいます。遺伝的な要素、生活環境、精神的な条件、今の健康状態などで現れ方は異なります。
あまりにひどい場合は無理をしないでファスティングを中断し、復食期間に入りましょう。
7, ファスティング後の過ごし方

基本的には「私たちの体は、食べたものでできている」ということを忘れないように、自分自身で体や心の声を聞きながら、食を楽しんでいきましょう。体は食べ物で必ず変われますので、できることから継続していくのが大切。
その一つとしてファスティングを自分のペースに合わせて、例えば一ヶ月に一度、3ヵ月に一度のようなペースで取り入れていくのもよいと思います。
8, Q&A


