
こんにちは。保育士セラピストまやです。
生きづらさが社会問題として取り上げられることも多くなっています。学校生活や仕事において個々に絡んでくるのが「社会で生きる力」
。漠然としていてわかりづらいのですが、なんとなく大切である気はしますよね。
実はこれ。0~6歳のころに親である人が日常に、意識しているかしていないかで、子どもへの影響が大きく変わってきます。
大切なのはわかるけど何から始めればいいのかわからないという人にとって、この記事を読んでいただくことで、「なんだ、こんなことが成長の証なのか!」と感じてもらえるんじゃないかな。
難しく考える必要はなく、見守る姿勢が大事です。ぜひ本記事を読んで、楽しく子育てするヒントにしてくださいね。
では年齢別に解説していきます♪
知っているから待てる。
知っているから許せる。
知っているからできる。
正しい知識を持って、ゆとりある心で自分に、子どもに、接してあげるきっかけになるような知識を、保育・体づくりの観点からお伝えしています。
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子どもの発達を知ることは、子どもを理解し、そして親子がともに気持ち良い暮らし方にも深くつながります。
0~5歳児の発達の流れを見ていきますが、ここに紹介するのはあくまで目安です。発達には個人差があります。
0歳児の社会で生きる力
規則的な身の回りの世話を受けることは、人間らしい生活様式を身に付ける出発となります。
子どもの発達とは、人間が築いてきた社会の歴史的な文化を大人から学び、身に付けていく過程。その第一歩が0歳のころの規則的なお世話。授乳や排泄、清潔にすること等の世話をしてもらうことです。
0歳の子どもは、大人の関心を受ける先天的な愛らしさ「ほほえみ」を示します。
1歳児の社会で生きる力
社会で生きる前の段階は、とても重要。それは「人間文化を受け継ぐ」ということ。直立歩行、言葉を使うこと等から、人との関係が始まっていきます。
人間の赤ちゃんは生後1年経ってやっと、人間の特徴としての直立歩行や一語文の発生、周囲の人との関わりを喜び、愛着関係が成立するようになります。
離乳食から初期の普通食になり、手づかみで1人で食べようとします。これも社会で生きる大事な力。
また排泄を、動作や片言で伝えようとします。
2歳児の社会で生きる力
健康を保つために大切な、洗面・手洗い・歯磨きなどの「清潔」や、午睡(おひるね)などの習慣を身につけていきます。
初期のしつけが始まります。しつけは漢字で、躾。身のまわりを美しくすること。健康で安全な生活が出来るように、そして人間らしい生活様式を身につけていきます。
自我が芽生え、「じぶんで」と主張することが多くなり、大人の生活様式をマネしつつ、1人でしようとします。そのリズムを大切に見守られることで、自立へと向かいます。
3歳児の社会で生きる力
日常生活のふるまい方のけじめが、少しずつつくようになります。
食事の準備や片付け等の手伝いに興味を持ってしようとしたり、決まった時間に眠るなど午睡のリズムがついてきたりします。
「してはいけないこと」や「してもよい場所」などが理解でき、生活にけじめがつくようになります。
友達に関心を持ち、友達と一緒に遊ぶことを楽しむようになります。
4歳児の社会で生きる力
人間らしい生活様式を身に付けるための「用具の使い方」が上手になります。それは、物質的・精神的なもの。
基礎的な運動能力が身につき、手先も器用になるので、生活習慣が次第に自立に向かいます。
ひし形が描けるようになり、文字に関心を持ち、ひらがなの部分的な違いに気がつき始めます。
相手の気持ちがわかる「心の理論」がわかるようになり、友達の思いを受け止め共感しあいます。
5歳児の社会で生きる力
人間生活に必要なルールを守ったり、人を尊重したりできてきます。分節能力(分けたりまとめたりする力)が身につきます。
生活のリズムや見通しを持って、主体的に生活を組織するようになります。友達同士で協力することもできてきて、その中で役割を自覚し、友達と共通の目的を達成しようとします。
分節能力(言葉を意味あるまとまりに区切る力)が身につき、学齢成熟(学校教育を受けるにふさわしく成熟する)の時期に達します。
生活習慣はほとんど自立し、自己コントロールもでき、自信を持つようになります。
さらに具体的な方法はこちらで
ここまで乳児~幼児期の「社会で生きる力」について解説しました。読んでいただいた通り、自然と身に付くものもあれば、まわりの大人の働きかけ(言葉がけや時間や空間を用意する等)が必要なものもあります。
育児は「これでいいのかな?」「他の人はどうしているのかな?」と不安になることも多いもの。一つ一つを解消していくのも不可欠ですが、自分の育児がどこへ向かっているのかを自覚して、根本的なことを知っておくことが大切です。
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